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平尾台野焼き

更新日:2月12日

2022年2月27日(土)に、平尾台野焼きが行われました。

地球のかけらHIRAODAIの中の人も、毎年、火付け従事者として参加しています。

2022平尾台野焼き広谷周辺

平尾台野焼きってご存知ですか?

皆さんが見ている美しい草原風景は人の手によって守られています。

そもそも、何であんなことをしているのか?


今回は、簡単にご紹介いたします。

その前に、まずは、いつぐらいから始まったのか?

一説には、江戸時代から行われていたと言われています。

細川のお殿様から小笠原のお殿様に代が変わり、平尾台は狩場、具足調練の場、また、家屋の屋根材としての茅切り場として利用されていました。ですので、江戸時代以前から草原を燃やすという行為は行っていたのではないかと思っています。


話が少しそれましたが...

理由①・・・林野火災の防止

平尾台は基本的にほとんどのエリアが草原地帯です。

今年は、野焼きの火が延焼してしまい、平尾台の東側にある等覚寺という集落付近まで

燃えました。野焼き予定日だった為、消防の消火体制も整っており、直ぐに消火活動を行う事ができましたが、自然相手だと人間の思い通りにはいかない事を改めて知りました。

2022平尾台野焼き広谷延焼1

これが、入山者がいる+消防がいない時についてしまったと考えるとぞっとします。

そんな、山火事を未然に防ぐ為に、行っています。

余談ですが野生動物などはどうなるの?という質問をされることがあります。

答えは、大丈夫。

数年前、野焼きに参加していた時に斜面からドドドドドーッというものすごい音がして、振り返ってみると大きなイノシシが急斜面を駆け下りていたのを見たことがありますし、ウサギが物凄いスピードで駆けているのも見たことがありますので、本能的に危険を察知するのだと思います。


理由②・・・景観の維持

平尾台茶ヶ床園地

平尾台は、時代時代で常に人の手が入ってきた里山であり、自然と生物が共存共生してきました。多くの観光客が綺麗だと感じるあのカルスト風景や、九州随一である植物の多様性を誇る環境は名もなき人々の手によって守られてきた財産です。

野焼きをしないとどうなるか、早くて数十年後には森林化し、貴重な植物も淘汰されることになるでしょう。


理由③・・・害虫の駆除(この言い方はあまり好きではありません)

多くの登山客が楽しむ場所としても人気な平尾台。夏になると、植物が生い茂り、綺麗な緑の絨毯を敷き詰めたような圧巻の光景を目にする事ができます。しかし、その陰には、マダニ等の人間にとって害とされる生物がうじゃうじゃ発生します。

我が家の犬(フラットコーデットレトリバー)小梅を散歩させると体中に付着しているのを必死に取りますが、マダニは付いた時は全く気づかず、後になって噛まれた事に気付く事が非常に多いです。抵抗力が弱っている方などは、症状がひどくなるケースもあるので車に乗る前などに体をよく払う事が必要です。

平尾台雪景色レトリバー小梅

野焼きをしているエリアはそうでもないのですが、していない箇所を歩くとこのようなケースがよく発生します。


簡単に説明しましたが、実際はもっと奥の深い行事です。野焼きの準備も年々高齢化し、徐々にできなくなる可能性も大いにあります。少し真面目に話してしましましたが、なぜ行うのか?どういう人たちがそれに関わっているのか?を知ってもらう事が、今後の野焼きにも大きく影響してくると思っています。

自分達には関係ないと思わずに是非、次の世代にもこの綺麗な草原、多種多様な生物を魅せてあげたいと思っていただきたい...そして、この環境を大切にしてもらいたい。


この投稿を読んで、少しでも平尾台の真実を知っていただければ幸いです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!


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